30代~40代のママ世代は、家事や育児、仕事に追われる毎日。
そんな中でも「きれいでいたい」「肌のケアはちゃんとしたい」と思う気持ちはとても自然なことです。
しかし、実際のところ美容代は意外とかさみがちで、総務省や民間の調査によれば、30代女性は月約8,500円、40代女性は月約10,000円を美容に費やしているというデータもあります。
そこで今回は、お金をかけずにきれいをキープできる「簡単美容節約術12選」をご紹介します。
高級コスメやエステに頼らなくても、習慣を見直すだけで肌や髪の調子はぐっと整います。
無理せず続けられるコツを見つけて、賢くきれいを楽しんでくださいね。
もくじ
- 1 ママ世代の月あたりの美容費(コスメ・スキンケア関連)は?
- 2 誰でもできる、基本の美容節約術まとめ
- 2.1 1. ドラッグストアの高コスパ優秀プチプラコスメを活用する
- 2.2 2. 化粧水は大容量のプチプラ化粧水を使う
- 2.3 3. 美容液は必要な肌悩みだけに絞る
- 2.4 4. クレンジングは肌質に合うものを選び、摩擦を減らす
- 2.5 5. 洗顔は泡立てネットで泡立てて使う
- 2.6 6. お湯の温度を下げて洗顔・クレンジングする
- 2.7 7. シートマスクの使用を週1〜2回に絞る
- 2.8 8. スキンケアの順番を守り、つけすぎない
- 2.9 9. UVケアは顔・首・手のみに絞り、全身用は高コスパ品を使う
- 2.10 10. ビタミン・ミネラルを食事から意識して摂る
- 2.11 11. 睡眠の質を改善する(寝る前のスマホを減らす、入浴を早めにする)
- 2.12 12. 毎日湯船につかり、代謝アップ&むくみ防止する
- 3 美容は「お金をかけること」ではなく「続けること」
ママ世代の月あたりの美容費(コスメ・スキンケア関連)は?
基礎化粧品(スキンケア)にかける月額
- 30代女性:平均3,667円
- 40代女性:平均3,108円
出典:リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2022年下期」
化粧品(メイク用品)にかける月額
- 30代女性:平均4,277円
- 40代女性:平均5,102円
出典:経済産業省
美容全体(コスメ、スキンケア、サロン等を含む)にかける月額
- 30代女性:平均8,597円
- 40代女性:平均10,003円
補足情報
スキンケアアイテムの中で、最もお金をかけるのは「美容液」との回答が多く、効果を重視して投資する傾向が見られます。
美容費全体では、30代女性が最も高く、次いで40代女性となっています。
誰でもできる、基本の美容節約術まとめ
コスメにかける月額をできるだけ抑えたい!
と思っている人が実践できる、美容節約術をまとめました。
1. ドラッグストアの高コスパ優秀プチプラコスメを活用する
最近のドラッグストアコスメは、品質の高さに驚かされるものが増えています。
特に30代・40代の女性に人気のあるブランドは、プチプラながら成分や使い心地にこだわっていて、SNSや口コミサイトでも高評価を得ています。
高級ブランドの化粧品は確かに魅力的ですが、実際には肌に合うかどうかが一番重要。
プチプラコスメの中にも肌に優しい低刺激処方のものや、美白、エイジングケアなどの機能を持つ製品があります。
ネットや店頭での口コミ、@cosmeのような評価サイトをチェックし、自分の肌悩みに合う高コスパの製品を選ぶことが大切です。
ポイントは「口コミ評価が高いものを試す」「安いからといってまとめ買いはしない」「使い心地をよく確認する」の3つです。
賢く選べば、コスメ代を半分近く抑えることも夢ではありません。
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2. 化粧水は大容量のプチプラ化粧水を使う
化粧水は毎日のスキンケアの基本アイテム。
高価なものをケチって使うよりも、プチプラの大容量タイプをたっぷり使うほうが肌には効果的です。
特に乾燥肌の方は、コットンに含ませてパックをするなど、量を気にせず使えるのが大きなメリットです。
人気の「ハトムギ化粧水」「無印良品の化粧水」などは、大容量でコスパ抜群。家族みんなでシェアして使えるのも魅力です。
さらに、お風呂上がりすぐに使うと、乾燥を防ぐスピード保湿効果が高まります。
たっぷり使うことで、肌のコンディションが整い、結果的に美容液やクリームの量も減らせるという、うれしい節約効果もあります。
3. 美容液は必要な肌悩みだけに絞る
美容液はスキンケアの中でも特に単価が高くなりがちなアイテム。
シミ、シワ、毛穴、乾燥……気になる悩みが多いと、つい複数の美容液を揃えてしまいがちですが、これは大きな出費の原因になります。
まずは「いま一番改善したい悩みは何か」を考え、必要なものだけを1本使うのがおすすめです。
例えばシミケアを優先するなら美白美容液、乾燥対策なら保湿美容液といった具合に絞り込みます。
また、美容液の使いすぎは肌に負担をかけたり、逆に肌荒れの原因になることも。
少量を正しく使うことで、無駄なく、かつ肌への効果をしっかり感じられます。
4. クレンジングは肌質に合うものを選び、摩擦を減らす
クレンジング選びは、美容代だけでなく肌の健康にも直結します。
オイル、ジェル、クリーム、ミルクタイプなど様々ありますが、「自分の肌質やメイクの濃さに合ったもの」を選ぶことが基本です。
例えば、ナチュラルメイクならミルクタイプやジェルタイプ、しっかりメイクならオイルタイプがぴったりです。
これを間違えると、クレンジング料を必要以上に使ったり、何度もゴシゴシ洗うことになり、肌に負担がかかります。
摩擦を減らすためには、手で肌をこすらず、メイクを浮かせるように優しくなじませるのがコツ。
さらにクレンジング後はすぐに洗顔せず、ぬるま湯でしっかり流してから次のステップに移ることで、肌の乾燥を防げます。
肌を守りながらコスパ良くスキンケアできる、大事な習慣です。
5. 洗顔は泡立てネットで泡立てて使う
洗顔料をそのまま顔にのせてゴシゴシ洗うのは、肌に摩擦を与えてしまい、シミやたるみの原因になります。
また、無駄に多くの洗顔料を使ってしまい、コスパも悪化。そこで活躍するのが泡立てネットです。
泡立てネットを使うと、少量の洗顔料でモコモコの泡が簡単に作れます。
この泡がクッションの役割を果たし、摩擦を最小限にして汚れを落とせるので、肌に優しいのが魅力です。
また、使う洗顔料の量も減り、1本あたりの使用期間がぐっと長くなるため、節約にも直結します。
泡立てネットは100均などで手に入るので、初期投資もほとんどかかりません。
6. お湯の温度を下げて洗顔・クレンジングする
洗顔やクレンジング時に使うお湯の温度は、実はとても大事です。
熱すぎるお湯(40℃以上)は、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥やバリア機能の低下を引き起こします。
その結果、化粧水やクリームをたっぷり使わざるを得なくなり、かえってスキンケア代が増えることに。
おすすめは32~34℃程度のぬるま湯。
冷たすぎると汚れが落ちにくく、熱すぎると乾燥の原因になるため、この中間温度がベストです。
お湯の温度を見直すだけで、肌の乾燥が落ち着き、余計なスキンケア用品の買い足しを減らせます。
7. シートマスクの使用を週1〜2回に絞る
シートマスクは手軽にスペシャルケアができる反面、毎日使うと意外とお金がかかります。
1枚あたり100~300円のマスクを週7回使えば、月に3,000~9,000円という計算に。
これでは高級美容液と同じくらいの出費になってしまいます。
効果的かつ節約するには、シートマスクは週1~2回のスペシャルケアに絞りましょう。
普段のスキンケアは大容量の化粧水をたっぷり使い、週末や特別な日の前夜にだけシートマスクを投入するスタイルがおすすめです。
これだけで月数千円の節約になり、メリハリのあるスキンケアができます。
8. スキンケアの順番を守り、つけすぎない
美容アイテムは、使う順番と適量を守ることが大切です。
化粧水、美容液、乳液、クリーム……と順番を意識せずに適当に重ねると、効果が半減したり、無駄遣いにつながります。
たとえば、クリームを先につけてしまうと、その後の美容液が浸透しにくくなります。
また、適量を超えて使っても効果が高まるわけではありません。
むしろ肌がべたついたり、毛穴詰まりの原因になることも。各アイテムの「使用量の目安」はパッケージに記載されているので、それを参考にして使いすぎを防ぎましょう。
正しい順番と量を守ることで、肌の状態が整い、スキンケア用品の減りも抑えられ、自然と節約につながります。
9. UVケアは顔・首・手のみに絞り、全身用は高コスパ品を使う
紫外線対策は美肌の基本ですが、高級な日焼け止めを全身に毎日使うのはコストがかさみます。
そこでおすすめなのが、「顔・首・手など人目につきやすく老化が進みやすい部分はしっかりケアし、全身はコスパ重視の日焼け止めでカバーする」作戦です。
顔用は成分や使用感にこだわり、首・手も忘れずケア。
腕や脚など広範囲には、ドラッグストアで買える大容量の高コスパ日焼け止めを使えば、家計への負担をぐっと減らせます。
また、日傘や帽子、長袖の羽織りを活用することで、日焼け止めの使用量そのものを減らせるのもポイントです。
10. ビタミン・ミネラルを食事から意識して摂る
美肌のためにサプリメントをあれこれ買う人は少なくありませんが、意外と見落としがちなのが「食事から摂れる栄養素」です。
ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、鉄、食物繊維は、肌のターンオーバーやハリに関わる重要な成分。
野菜、果物、海藻、ナッツ、卵、肉、魚をバランスよく食べれば、サプリに頼らずとも必要な栄養を十分に補えます。
特に、旬の食材は安価で栄養価が高く、家計にも優しいのでおすすめ。
普段の食卓を意識するだけで、サプリ代や美容ドリンク代がまるごと節約できる可能性があります。
11. 睡眠の質を改善する(寝る前のスマホを減らす、入浴を早めにする)
高い美容液やエステよりも、肌にとって最強の回復法は「質の良い睡眠」です。
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが活発化します。
ところが寝る直前までスマホを見たり、夜更かしを続けていると、肌の調子は整わず、結果的に「高価な化粧品でのリカバリー」に頼らざるを得なくなります。
まずは寝る1時間前からスマホ・PCを控え、ぬるめのお湯で入浴して体を温める習慣をつけましょう。
これだけで、肌の調子が整い、必要以上の美容代を抑えられるようになります。
美肌は、良質な睡眠からつくられる――これを合言葉にしたいところです。
12. 毎日湯船につかり、代謝アップ&むくみ防止する
「疲れた日はシャワーだけ」という人も多いですが、湯船につかることで体温が上がり、血行が促進され、代謝が高まります。
これにより、肌の新陳代謝が整い、むくみやくすみも解消しやすくなります。
高価な入浴剤を使う必要はなく、湯温は38~40℃程度のぬるめのお湯で十分。
入浴中に軽くマッサージやストレッチをすれば、美容効果はさらにアップします。
お金をかけず、習慣を変えるだけで、肌の調子やむくみケアにつながる節約術のひとつです。
美容は「お金をかけること」ではなく「続けること」
美容と聞くと、「お金がかかるもの」というイメージを持つ人は多いかもしれません。
ですが、実際には毎日の積み重ねこそが美しさをつくります。今回ご紹介した12の節約術は、どれも簡単で今すぐ始められるものばかり。
たとえば洗顔の見直しや睡眠の改善は、一切お金をかけずにできるのに、肌の調子を大きく底上げしてくれる力があります。
大切なのは、無理のない方法を選び、少しずつ生活に取り入れること。
そうすることで、家計に優しく、美しさを長くキープできる「コスパ最高の美容習慣」が自然と身についていきます。
ぜひ今日から、小さな工夫を楽しみながら、自分らしいきれいを育ててくださいね。