学用品・ランドセルもお得に!入学準備費用の節約テクまとめ

子育て費用の節約

学用品・ランドセルもお得に!小学校入学準備費用の節約テクまとめ

小学校入学を控えたお子さんのために、準備しなければならないものはたくさんあります。

ランドセルや文房具、給食セット、学習机など、細かいものを含めるとその出費は5万円〜10万円以上にもなると言われています。

初めての小学校入学は、親にとっても子どもにとっても大きな節目。

だからこそ、「ちゃんと揃えてあげたい」「でも、できるだけ出費は抑えたい」と思うのは当然です。

この記事では、初めての入学準備でお金をかけすぎないための“節約のコツ”を、アイテム別にわかりやすく解説していきます。

そもそも入学準備にどれくらいお金がかかるの?

入学準備に必要な出費は、大きく分けて以下のような項目があります。

  • ランドセル:30,000~80,000円
  • 筆記用具・ノート・文房具:3,000~5,000円
  • 体操服・上履き・通学服:5,000~10,000円
  • 給食袋・ランチマット・手提げバッグ:3,000~5,000円
  • 学習机・椅子:10,000~50,000円(購入する場合)
  • 防災頭巾・名札・連絡帳・お道具箱:3,000円前後

合計すると最低でも5万円前後、ブランド物や学習環境の整備まで含めると10万円以上になることも珍しくありません

ですが、これらすべてを“定価で揃える”必要はありません。

アイテムごとに工夫すれば、かなりの節約が可能です。

ランドセルは“早割”と“型落ち”を狙え!

ランドセルは入学準備の中でも特に高額な買い物のひとつ。ですが、買い方次第で1〜3万円の節約も可能です。

節約のポイント

  • 早期割引を活用:毎年6月〜8月頃に「早割」や「予約割」で1万円以上お得になることが多い
  • 型落ちモデルをチェック:前年モデルは30〜50%オフになるケースも
  • アウトレットやネット限定品:ネットショップやアウトレットモールでは高品質で低価格な品が手に入る
  • 展示品・サンプル品を購入:実店舗での展示品は値引き対象になることも

デザインやカラーに強いこだわりがない場合は、“機能重視+価格重視”で選ぶのが賢い選択です。

文房具・学用品は100均や通販でまとめ買いが正解

小学校では、鉛筆、消しゴム、定規、下敷き、のり、色鉛筆、クレヨン、名前シールなど、細かな文房具類が必要です。

ですが、これらは100円ショップや通販サイトのまとめ買いを活用すれば、かなりのコストカットが可能です。

具体的な節約テク:

  • 100円ショップ:色鉛筆、鉛筆キャップ、名前シール、のり、折り紙などが格安で揃う
  • Amazon・楽天:鉛筆やノート類を10本単位やまとめ売りで購入すると1本あたりが安くなる
  • シーズン外に購入:3月の新学期シーズンは価格が高騰しやすいため、1~2月中に揃えるのがおすすめ

また、文房具は入学後も定期的に買い足すものなので、普段使いも兼ねて“使いやすさ+コスパ”で選びましょう。

袋物や体操服は手作り・お下がり・バザーも選択肢

手提げ袋、上履き袋、体操服入れ、給食袋など、布製品は多くの学校で「市販でも手作りでもOK」とされています。

節約のコツ

  • ハンドメイド販売(メルカリ・minne):既製品より安く、名前刺繍入りやかわいい柄も豊富
  • 兄姉・親戚・友人からのお下がり:使用頻度も高くないため、中古でも十分
  • 学校バザーやPTA譲渡会:地元で掘り出し物が見つかる可能性大

また、手作りが得意でない場合でも、100均の布+アイロン接着テープを使えば、ミシン不要で袋物を作ることも可能です。

学習机は「絶対に買う必要はない」ことを知ろう

「入学=学習机を買わなきゃ」と思っている家庭も多いですが、実は最近では最初から買わない家庭も増加中です。

その理由は?

  • 最初の数年はリビング学習が主流:親の目が届く場所で勉強させる家庭が増えている
  • 成長とともに必要な机のサイズが変わる:高学年で改めて買い替える家庭も
  • 兄弟で共有・兼用できる:学習机の代わりにダイニングテーブルや折りたたみ机を使う家庭も多い

どうしても机が必要な場合は、中古家具店・リユースショップの活用がおすすめです。

最近では、状態の良い学習机が1万円以下で手に入ることも珍しくありません。

防災頭巾や上履きなどは「学校指定」を要チェック

意外と見落とされがちなのが、防災頭巾や上履き、名札や算数セットなどの学校指定用品です。

入学説明会で一括購入が案内されるケースが多いですが、すべてをその場で購入せずとも、事前に学校へ問い合わせて持ち込み可能か確認すると、外部購入で安く済ませられることもあります。

また、防災頭巾や体操服のように「サイズアウトしづらいもの」は、上の子のお下がりや中古品の活用も現実的です

就学援助制度を活用して、入学準備費用を軽減しよう

お子さんの小学校入学にあたって、「費用の負担が大きくて不安」というご家庭も少なくありません。

そんなときにぜひ検討したいのが、自治体が実施している「就学援助制度」です。

この制度は、経済的な理由でお困りの家庭が安心して子どもを就学させられるように、学用品費・給食費・通学用品費などの一部を援助してくれる公的制度です。

対象になるのはどんな家庭?

就学援助制度の対象となるかどうかは、主に以下のような基準が用いられます。

  • 生活保護を受けている、または受けていた世帯
  • 住民税が非課税または減免されている世帯
  • 児童扶養手当を受給しているひとり親家庭
  • 所得が自治体の定める基準以下の世帯

ただし、具体的な所得基準や条件は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村に確認することが大切です。

どんな費用が支給されるの?

入学前後で支給される費用には以下のような項目があります。

  • 入学準備金(入学学用品費):ランドセルや学用品の購入に使える
  • 学用品費・通学用品費:筆記用具や体操服などの購入費
  • 給食費:保護者負担分の一部または全額
  • 修学旅行費:高学年での学校行事費用

多くの自治体では、小学校入学前に申請することで、入学時点から支援が受けられるようになっています。

入学準備金(2万円前後)が支給される地域もあり、ランドセルや文房具の購入に充てられる大きな助けになります。

どうやって申し込むの?

就学援助の申請は、お住まいの市区町村の教育委員会または学校を通じて行います。

申請方法の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 入学予定の前年〜当年春ごろに案内・申請書が配布される
  2. 申請書に必要事項を記入し、所得証明や住民票などとともに提出
  3. 審査を経て、対象と認定された家庭に支給が行われる

入学前支給を希望する場合は早めの申請が必要なので、就学時健康診断や入学説明会の際に配られる案内をしっかり確認しておきましょう。

「うちは該当しないかも…」と思っても一度相談を

就学援助は、生活保護世帯に限らず、共働きでも収入が一定以下であれば対象となるケースも多いです。

また、前年の所得が対象になるため、「今は苦しいけど前年の収入が多かった」場合は、特別な事情を説明することで考慮されるケースもあります。

迷ったら、「対象かどうかわからないんですが…」と市区町村の教育委員会に相談してみましょう。

相談するだけなら無料で、何も損はありません。

他の支援金等の情報はこちら

こちらもCHECK

【教育費支援】小学生から高校生まで使える教育関連助成金まとめ
【教育費支援】小学生から高校生まで使える教育関連助成金まとめ

子どもが成長するにつれて増えてくるのが、制服代・教材費・給食費・通学費といった「教育にかかるお金」。 公立学校であっても、小学校から高校までにかかる教育費の総額は決して小さくなく、家計への負担を重く感 ...

続きを見る

「全部新品」は卒業!入学準備は賢くお得に

初めての小学校入学は、子どもにとっても親にとっても特別な瞬間。

「すべてを完璧に揃えたい」と思う気持ちも自然ですが、節約しながらでもしっかり準備することは十分に可能です。

  • ランドセルは型落ちや早割で買う
  • 文房具は100均や通販でまとめ買い
  • 袋物・制服類は中古や手作りを活用
  • 学習机は入学後に検討でも遅くない
  • 学校指定品は説明会前にリサーチを

“すべてを新品で揃える”のではなく、“必要なところにお金をかけ、節約できるところは工夫する”。

この意識が、入学準備だけでなく、これから続く長い学校生活の家計管理にもきっと役立ちます。

-子育て費用の節約