子育て費用の節約は何から始める?初心者向け10の基本ポイント

子育て費用の節約

おむつ・ミルク代はまとめ買いと比較で節約!はじめてママが知っておきたい基礎知識

赤ちゃんとの新しい生活が始まると、想像以上にかかるのが「おむつ」と「ミルク」の費用。

特に初めての子育てだと、「何を買えばいいの?」「高くてもいいものを選ぶべき?」と戸惑う方も多いはずです。

でも実は、おむつやミルクは工夫次第でしっかり節約できる項目。

しかも、節約の効果がすぐに実感できる分野でもあります。

ここでは、これから赤ちゃんを育てていく新米ママに向けて、「どう選べばいい?」「どこで買うのが安い?」「何に気をつけるべき?」を具体的に解説していきます。

おむつとミルクは“必需品だけど節約できる”代表格

おむつ・ミルク代はまとめ買いと比較で節約!はじめてママが知っておきたい基礎知識

まず前提として、おむつもミルクも、赤ちゃんの成長に欠かせない消耗品です。

1ヶ月でどのくらいかかるのか、目安を見てみましょう。

【おむつの使用目安と費用】

  • 新生児期(0~1ヶ月):1日10~12枚 → 月300~360枚
  • 価格帯:1枚あたり約15~30円程度
  • 月の合計費用:4,500~9,000円前後

意外とおむつ代はかさばるため、できれば使用する回数を節約したいところですが、そうもいかないのがおむつ。

交換回数を減らすと言った節約方法はできませんので、できるだけ安いものを購入する方法が節約につながります。

【粉ミルクの使用目安と費用(完全ミルクの場合)】

  • 新生児期~生後6ヶ月:1日6~7回 → 約700g缶×5~6本/月
  • 価格帯:1缶あたり約1,800~3,000円
  • 月の合計費用:9,000~18,000円前後

この2つだけで月1.5万円~2.5万円超になるケースも。

だからこそ、買い方・選び方を見直すことで月に数千円の差が出るのです。

「比較して選ぶ」が節約の第一歩!ブランド・価格・相性を見極める

節約のために100均で買った方が良いもの・買わない方が良いものまとめ

おむつやミルクには複数のメーカー・ブランドがあり、価格や品質、赤ちゃんとの相性も異なります。

節約を考えるうえで大切なのは、「最初に1つのブランドに決め打ちしない」ことです。

おむつの比較ポイント

 肌に合うか(かぶれ・赤みが出ないか)

おむつは赤ちゃんの肌に長時間触れるため、肌トラブルの原因になりやすいアイテムのひとつです。

素材のやわらかさや通気性、吸収体の品質によって、おむつかぶれを起こしやすいかどうかが変わります。

「安いから」という理由だけで大量購入すると、後から使えなくなるリスクも。

まずは少量パックで試して、赤ちゃんの肌との相性を見てから判断するのが安心です。

吸収力(夜も安心して使えるか)

おしっこやうんちの量が多い時期には、しっかりとした吸収力があるかどうかも重要なポイントです。

特に夜間は頻繁に交換できないため、吸収力が低いともれの原因や赤ちゃんの睡眠を妨げる要因になってしまいます。

各ブランドごとに吸収力や“朝まで安心”を売りにしているタイプもあるので、夜用・昼用で使い分けるのもひとつの手です。

サイズとフィット感(もれにくさ)

赤ちゃんの体型に合っていないおむつは、ウエストや太もも周りからのもれを引き起こします。

同じ「Sサイズ」でもメーカーによって微妙にサイズ感やフィット感が違うため、細身・ぽっちゃりなど体型に合ったブランドを選ぶことが大切です。

動きが活発になる頃には、テープタイプからパンツタイプへの切り替えも検討すると快適に過ごせます。

価格(1枚あたりの単価)

節約を考えるうえで、やはりコストパフォーマンスは無視できません。

同じ内容量でも、販売店やキャンペーン、まとめ買いの有無によって1枚あたりの価格は大きく変わることがあります。

定価だけで判断せず、1枚いくらかを計算して比較する習慣をつけましょう。

また、プライベートブランド(PB)のおむつは価格が安く、品質も年々向上しているので、選択肢として検討する価値があります。

価格(1枚あたりの単価)

主要ブランド例とざっくり価格(テープ型新生児用・Sサイズ目安)

  • パンパース:約25~28円/枚
  • メリーズ:約23~27円/枚
  • ムーニー:約20~26円/枚
  • グーン:約18~23円/枚
  • トップバリュなどPB商品:約13~18円/枚

※セール時や箱買いで大きく変動するため、1枚あたりの価格で比較しましょう。

ミルクの比較ポイント

消化のしやすさ・赤ちゃんの飲みやすさ

赤ちゃんによって、飲みやすいミルク・飲みにくいミルクには個人差があります。

粉ミルクの原材料や製造過程に違いがあり、便が固くなったり、吐き戻しが多くなったりすることもあります。

最初は少量パックやスティックタイプで、赤ちゃんが嫌がらずに飲めるか・お腹の調子は良いかをしっかり観察しましょう。

母乳に近い成分かどうか(オリゴ糖、DHA含有など)

現在の粉ミルクはどれも高品質ですが、それでもブランドによって成分に差があります。

特に「母乳に近づけたミルク」を目指した商品では、DHAやオリゴ糖などの成分を強化している場合があり、赤ちゃんの成長をサポートしたいというママに選ばれています。

一方で、こうした高機能ミルクはやや価格が高くなりがちなので、赤ちゃんとの相性を見つつ、家庭の予算と相談して選ぶことが大切です。

スティックタイプ or 缶タイプのコスパ

粉ミルクには、大缶・小缶・スティックタイプ・キューブタイプなどさまざまな形態があります。

スティックやキューブタイプは外出時や深夜の授乳に便利ですが、1回あたりの単価は割高です。

自宅では缶タイプ、外出時はスティックタイプというように、用途に応じて使い分けることでコストダウンが可能です。

販売価格と入手のしやすさ

どんなに良いミルクでも、近所の店に売っていない・価格が安定しないとなると継続が難しくなります。

ネット通販でまとめ買いができるブランドや、ドラッグストアやスーパーなどで定期的に手に入るかどうかも確認しておきましょう。

また、安売りされやすいブランドかどうかもチェックポイントです。

定期便やキャンペーンと相性の良い商品を選ぶと、安定した節約につながります。

価格

主要粉ミルクブランドと参考価格(700g缶)

  • ほほえみ(明治):2,700~3,000円
  • はいはい(和光堂):1,900~2,300円
  • すこやか(雪印):2,500~2,800円
  • アイクレオ(グリコ):2,700~3,000円

「肌に合う」「飲みやすい」といった赤ちゃんの快適さと、「価格・購入のしやすさ」などの家計面の両方を見て判断することが、“無理なく節約できる選び方”のポイントです。

まとめ買いで得するために知っておきたいポイント

おむつ・ミルク代はまとめ買いと比較で節約!はじめてママが知っておきたい基礎知識

おむつやミルクを安く手に入れたいなら“まとめ買い”は節約の王道です。

ただし、初めての育児では「とにかくたくさん買えばお得」と安易に大量購入してしまいがちですが、それが逆にムダな出費になることもあります。

ここでは、「得をするまとめ買い」にするためのコツや注意点を具体的に解説します。

① おむつの“買いすぎ”はリスク!サイズアップのタイミングに注意

赤ちゃんは、驚くほど早いペースで成長します。

そのため、最初に大量買いしてしまうと、使い切る前にサイズアウトしてしまう可能性が高くなります。

避けたい失敗例

  • 新生児用を安く買えるからと3パックまとめ買いしたけど、生後1ヶ月でSサイズにアップ…。残りのパックが使えなかった。

最初の1~2か月は「まとめ買いせず様子見」が正解です。

メーカーによってサイズ感が異なるため、数社試してから絞るのもおすすめ。

サイズアップの目安を知っておくと良いですね。(テープに印字されたラインを超えたら、サイズアップのサイン)

おむつはサイズごとに必要量も異なるので、成長に合わせて“買う量”も見直していくのが賢い方法です。

② ミルクのまとめ買いは「使用量」と「賞味期限」をチェック

粉ミルクは基本的に賞味期限が長め(約1年〜1年半)ですが、使用ペースに合わない量を買ってしまうと無駄になる可能性があります。

こんなケースに注意

  • 母乳が軌道に乗ってミルク使用が減り、買いすぎた缶が余る
  • 離乳食が始まり、使用量が減った
  • 赤ちゃんの体質に合わず、ミルクブランドを変更した

まとめ買い時のチェックポイント

  • 現在の1ヶ月あたりの使用本数(缶数)を把握する
  • 使用本数×賞味期限月数=購入上限の目安にする
  • ストックは3~4週間分程度までにとどめると安心

缶の保管場所も考慮し、衛生面や管理のしやすさも意識しましょう。

③ セール時期やクーポンの併用で“まとめ買い効果”を最大化!

おむつ・ミルクは単価が高めだからこそ、セールやポイント還元を組み合わせて買うのが鉄則です。

特にネット通販やドラッグストアでは、定期的にお得なキャンペーンがあります。

お得な買い方の例

  • 【Amazon定期便】:最大15%オフ+送料無料
  • 【楽天スーパーDEAL】:30%ポイントバックのときに一気に買う
  • 【ドラッグストア公式アプリ】:週末限定クーポン、ポイント〇倍デーなどを活用
  • 【ウエル活(ウエルシア薬局)】:毎月20日「Tポイント1.5倍デー」で実質33%割引

 買うタイミングの工夫をしよう

買うタイミングを“月初”や“ポイントUP日”に揃えると、年トータルで大きな差が出ます。

“クーポン+ポイント+セール”の三重取りができる日を選ぶのがコツ。

“同じ商品でも買う日を変えるだけで1,000円以上安くなる”こともあります。

④ 実店舗とネット通販を「併用」して、価格差を見極める

どこで買うのが一番安いのか?

実はお店によって価格差が大きいのが、おむつ・ミルクの特徴です。

それぞれの特徴

購入場所 特徴
ネット通販(Amazon・楽天など) 割引率が高く、まとめ買いに向いている。定期便で安定供給も可能。
ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局など) ポイントやアプリクーポンで安く買える。少量で買いたい時に便利。
ベビー用品専門店(アカチャンホンポ・西松屋など) ベビー向けまとめ買いパックが多い。セール時の価格が魅力。

「ネットは安いけど即日届かない」「店頭は早いけど割引が弱い」など、状況に応じて併用するのが正解です。

⑤ 必要量の“見える化”で買いすぎ・在庫切れを防ぐ

「安かったから」「なくなったら不安だから」と言って買いすぎてしまうと、収納スペースが圧迫されたり、期限切れリスクも出てきます。

 実践したいこと

  • 家族の誰でも分かるように、使用量とストックを見える場所にメモしておく(冷蔵庫・スマホメモなど)
  • 「1缶残ったら買い足す」「2パック切ったら補充」などマイルールを作る
  • 必要分+予備1つを基本にし、“ちょい足し”感覚で買い足すのが理想

無駄買いを防ぐだけでなく、在庫管理がシンプルになって精神的にもラクになります。

“まとめ買い”は計画的に!買いすぎず、賢く安く

おむつやミルクのまとめ買いは、きちんと計画すれば確実に家計を助けてくれる節約術です。

ただし、

  • 「とにかく多く買えばいい」
  • 「買いすぎてムダになる」
  • 「サイズアウト・賞味期限切れ」

といった“まとめ買いの落とし穴”を回避することが成功のカギ。

成長のスピード、使う量、収納スペース、買い方のクセなど、自分の生活に合わせて調整しながら買う習慣を身につけましょう。

試供品・サンプルをフル活用しよう!

子育て費用の節約は何から始める?初心者向け10の基本ポイント

初めて使うおむつやミルクは、無料サンプルや試供品を上手に使うことで、無駄な出費を減らせます。

入手方法

  • 各メーカーの公式サイトで応募(パンパース、メリーズ、ほほえみなど)
  • 産院・自治体の配布品
  • 子育て支援イベント・ベビーフェアでのプレゼント

「買って失敗した」を避けるためにも、試せるものはとことん試しておくのが節約の基本です。

店頭セール・アプリ・クーポンも使い倒そう

ネットだけでなく、実店舗でも賢く買い物すれば節約に繋がります。

  • アカチャンホンポ、トイザらス、イオンなどの月間特売やポイントデーを活用
  • 各店の公式アプリでクーポンを事前取得
  • ウエルシア薬局の“Tポイント1.5倍デー(月曜)”で高還元を狙う
  • ドラッグストアでPB(プライベートブランド)商品を試してみる

「いつも同じお店」から一歩踏み出して、お得情報を拾い集める習慣が節約への近道です。

おむつとミルクの節約は“迷わず始められる第一歩”

おむつやミルク代は、赤ちゃんのいる家庭にとって避けられない出費です。

でも、「安いから不安…」「赤ちゃんに合うかわからない」といった不安があるのも事実。

だからこそ、比較して選ぶ、試してからまとめ買いする、ネットや店頭の情報を見逃さない、この3つの習慣だけでも、節約効果は大きく変わります。

初めての子育てで手一杯な毎日でも、無理なく取り組める節約術から始めてみませんか?

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