子育てが本格化するにつれて、「今後どんどんお金がかかる」と感じている方も多いのではないでしょうか。
保育料、ミルク代、子ども服、レジャー費用、そしていずれは教育費――家計に占める子育て関連の支出は年々増えていきます。
でも大丈夫。実は、節約は難しいことをしなくても「ちょっとした見直し」から始めることができます。
今回は、節約初心者のママでも今日から取り組める「子育て費用の見直しポイント」を5つご紹介します。
はじめての節約!子育て費用を見直す10の基本ポイント
1. 子ども服は“賢く買う”が基本
赤ちゃんや子どもはすぐに大きくなるため、服のサイズアウトが早く、頻繁に買い替えが必要です。
でも、次のような方法でムダな出費を防ぐことができます。
- フリマアプリ(例:メルカリ・ラクマ)で中古品を探す
- おさがりをもらえるコミュニティに参加する(地域の子育て支援センターなど)
- セールやアウトレット、ネット通販をうまく活用する
- 保育園用・公園用など「汚れてもいい服」と「お出かけ服」を分けて管理する
とくにフリマアプリは、まとめ売りやブランド服が格安で出品されていることもあり、新品にこだわらなければ大きな節約になります。
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2. おむつ・ミルク代は「まとめ買い」と「比較」で節約
乳児期の大きな出費といえば、おむつとミルク。1~2年で数十万円かかるケースもあるため、ここでの節約は意外と大きな効果があります。
初心者でもできる節約術は以下の通りです。
- ドラッグストアのPB(プライベートブランド)商品を試してみる
- Amazon定期便や楽天スーパーDEALなどのネット購入でまとめ買い&ポイント還元を活用する
- サンプルプレゼントや試供品を活用して、合うブランドを見極めてから買う
価格の差が大きい商品なので、「いつも同じところで買う」ではなく時々見直す意識が節約に繋がります。
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3. 行政サービス・支援制度を使いこなす
節約=努力ではなく、「知っていれば得できる制度」をうまく活用するのも大事なポイントです。
たとえば、こんな制度を活用しましょう。
- 児童手当(0歳~15歳まで、毎月支給)
- 乳幼児医療費助成(自治体により異なるが、通院や入院が無料~格安)
- こども用品のリユース事業(一部自治体では無料提供あり)
- 育児支援パスポート(協賛店での割引やサービスあり)
節約初心者でもできることは、自分の自治体のサイトを一度確認することから。意外な支援が見つかるかもしれません。
4. 食費は“ついで節約”で無理なく
子育て中は忙しい日々が続くため、「毎日自炊」や「すべて手作り」などは理想でも現実的ではないですよね。
だからこそ、食費の節約は気軽にできる工夫を重ねるのが大切です。
- 冷凍保存を前提に、まとめ調理をする(作り置きよりもハードルが低い)
- 買い物は週1~2回にまとめて、計画的に使い切る
- 業務スーパーやプライベートブランド品を使ってみる
- 子どもの食べ残しや余りものをリメイクする
「完璧を目指さない」のが長く続けるコツ。まずは“1週間でいくら使っているかを記録”してみるだけでも効果的です。
5. お出かけ・レジャー費用は“無料 or 格安”で楽しむ
お金をかけずに子どもと楽しめる方法を知っておくと、レジャー費用も節約できます。
たとえば、
- 市区町村の子育て支援施設(児童館・親子広場など)を活用
- 自然の中で遊ぶ(公園、河川敷、キャンプ場)
- 図書館の絵本読み聞かせや工作イベントに参加
- クーポンアプリや「こども無料デー」を使う
「週末=お金がかかる」にならないよう、“無料でも楽しめる体験”を見つけておくことが大切です。
6. 子どもの成長に合わせて「買わない選択」を取り入れる
「そのうち必要になるから」と先回りして買いすぎていませんか?
節約を考えるうえで、“今必要かどうか”で判断する意識がとても大切です。
たとえば…
- サイズアウトしそうな服は“買いだめ”より“買い足し”で対応
- 離乳食グッズ・知育おもちゃなども月齢に応じて必要最小限に
- ベビーグッズはレンタル・譲り受け・中古を検討する
子どもの成長は早く、「買ったけどほとんど使わなかった」というケースも多いため、必要になってから購入しても十分間に合います。
7. 家計簿アプリで「ざっくり管理」から始める
節約を始めるにあたり、「家計簿つけなきゃ…でも続かない」という声もよく聞きます。
でも、最初から完璧に管理しようとする必要はありません。
まずは以下のような“ゆる家計管理”からスタートしましょう。
無料の家計簿アプリ(MoneyForward、Zaimなど)で「使い道の記録」だけを習慣に
- レシートの写真読み取り機能で手間なく記録
- 1週間または1ヶ月単位で「使いすぎた項目」が見えるようにする
可視化することで「何にいくら使っているか」が把握でき、無駄遣いに気づきやすくなります。
“気づくこと”=節約の第一歩です。
8. ポイント・クーポンを「使う前提」で買い物する
子育て世帯は消耗品の購入頻度も高く、ポイントや割引の恩恵を受けやすいです。
節約初心者でもすぐ取り入れやすいのが、「買う前にクーポンを見る習慣」です。
具体的な実践方法は以下の通りです。
- ドラッグストアやスーパーの公式アプリで割引クーポンをチェック
- PayPayや楽天ペイなどの決済アプリ連動キャンペーンを活用
- 楽天市場やYahoo!ショッピングでは“ポイント○倍デー”にまとめ買い
無理にポイントを貯めようとするのではなく、「買うと決めたときに使える方法を探す」だけでも立派な節約です。
9. 習い事・知育グッズは“見極めて選ぶ”
周囲に流されやすいのが、習い事や知育おもちゃの出費。
「やらせてあげたい」「みんなやってるから」という気持ちはあっても、家庭の状況と目的をすり合わせることが大切です。
おすすめの節約ポイントは、
- 体験レッスン・市区町村の無料教室を活用してから判断
- 月謝・教材費のランニングコストを事前にシミュレーション
- おもちゃは買うよりも図書館や児童館、サブスク(定額制)で賢く使う
「なんとなく始めたけど、結局やめてしまった」という無駄な出費は避け、「これは続けたい」と思えるものにだけ投資しましょう。
10. 家の中の“見直し習慣”を作る
節約は外の出費だけでなく、家の中でもできる工夫があります。
特に子育て世帯では、毎日の積み重ねが大きな金額差になります。
初心者向けの見直しポイントとして、
- 電気・ガス・水道の使い方を見直す(こまめな消灯、食洗機の節水モードなど)
- 日用品のストックを持ちすぎず、“使い切る”意識をもつ
- 冷蔵庫の在庫管理で“食品ロス”を防ぐ
「あると思ったのに無くて買い足す」「あるのに忘れていてまた買ってしまう」
こうした“小さな無駄”を減らすことが、日常レベルの節約の基本になります。
無理なく始めて、コツコツ積み上げよう
節約は「すごく頑張ること」ではなく、「無理なくできることを積み重ねていく」ことが一番のポイントです。
子育てには確かにお金がかかりますが、工夫次第でしっかり家計を守ることは可能です。
今回ご紹介した5つの見直しポイントは、どれも今すぐ始められることばかり。
まずは気になったところから、ぜひ1つ試してみてください。
「できた!」という経験が積み重なれば、節約ももっと楽しく、前向きに続けられるはずです。